ラグビーのポジションのひとつ「センター」
りっち
パスやキック、タックル、相手ディフェンスの突破など多彩なプレーをしてくれるセンター。
今回はそんなセンターについて紹介していきます。内容は以下の通りです。
- センターの基本情報
- センターの役割と求められるスキル
- トップリーグに所属し世界で活躍するセンターの選手
この記事を読めば、センターについて詳しくなれて、ラグビーをより一層楽しく見ることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
センターの基本情報
センターはバックスのポジションのひとつで、背番号「12、13番」、表記は「CTB」です。
真ん中に位置するスリークォーターバック(11~14番の選手)ということから、正式名称は「センター・スリークォーターバック(CTB)」と呼びます。
また、12番を「インサイドセンター」、13番を「アウトサイドセンター」とも呼びます。
センターの役割は12番と13番で違う
12番と13番は同じセンターですが、役割に違いがあります。
インサイドセンター(12番)の役割
インサイドセンターは第2のスタンドオフとも呼ばれ、ゲームコントロールをするのが役割です。
スタンドオフ同様、パスやキックの高いレベルでのスキルが求められ、判断能力が高く器用な選手が起用されやすいポジションです。
もちろんコンタクトプレーも強くなければいけません。
アウトサイドセンター(13番)の役割
アウトサイドセンターの一番の役割は相手ディフェンスを突破することです。
バックスの突破役として、相手を吹っ飛ばせるほどのパワーとスピードが求められます。
また、ディフェンスの時にも接点が特に多いので、タックルスキルも高くなければいけないポジションです。
センターに求められるスキル
センターにはスタンドオフのような高いスキルと、フォワードのようなフィジカルの強さを併せ持ったプレーをできることが求められます。
特に以下の様なスキルは必須でしょう。
- 自在にボールを操れるほどのパス、キックスキル
- スピードとフォワード並みのフィジカル
- ゲームをコントロールできる判断能力とラグビー理解度
センターはフォワードとバックスのどちらの能力も必要なポジションと言えます。
センターの有名な選手
センターで活躍する選手を3人紹介します。どの選手も2021年度のトップリーグに所属しているので、気になる人はぜひ試合を見てみてください!
ウィリアム・トゥポウ
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- 名前:William Tupou
- 生年月日:1990年7月20日
- 出身地:ニュージーランド オークランド
- 出身校:ブリスベン州立高校
- 身長:187㎝
- 体重:101kg
- 所属チーム:コカ・コーラレッドスパークス
ウィリアム・トゥポウはニュージーランド出身の日本代表選手です。
2014年に日野自動車レッドドルフィンズに加入し、2016年に現在のコカ・コーラレッドスパークスに加入しました。
センターとしての力強さはもちろん、タックルが得意でディフェンス力の高い選手です。
センターとフルバックのどちらもでき、空中戦も得意とします。
中村亮土
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- 名前:中村 亮土(なかむら りょうと)
- 生年月日:1991年6月3日
- 出身地:鹿児島県
- 出身校:鹿児島実業高校→帝京大学
- 身長:178㎝
- 体重:92kg
- 所属チーム:サントリーサンゴリアス
中村亮土は日本代表の選手です。高校からラグビーを始め、帝京大学では主将を務めました。
ラグビーワールドカップ2019年の日本代表に選出され、2020年にサントリーサンゴリアスの主将に就任しました。
タックルに定評があり、自分より体格の大きい選手にもひるまず倒し切ります。また、ウィングを活かす巧みなパススキルも強みの選手です。
ラファエレ・ティモシー
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- 名前:Timothy Lafaele
- 生年月日:1991年8月19日
- 出身地:サモア アピア
- 出身校:デラセラカレッジ→山梨学院大学
- 身長:186㎝
- 体重:98kg
- 所属チーム:神戸製鋼コベルコスティーラーズ
ラファエレ・ティモシーはサモア出身の日本代表選手です。2010年に山梨学院大学に入学し、卒業後コカ・コーラレッドスパークスに加入。
2019年に現在の神戸製鋼コベルコスティーラーズに加入し、同年のワールドカップ2019に日本代表として選出されました。
12番でゲームメイクをしたり、13番でのオフロードパスなどでチャンスを作ったりと、バックスの攻撃の幅を増やせるスキルの高い選手です。
ボールを自在に操る左足のキックは強みのひとつでもあります。
まとめ
バックスのスキルとフォワードの強さを持ち合わせたポジションのセンターについて紹介しました。
- 背番号は「12、13番」、表記は「CTB」
- 正式名称は「センター・スリークォーターバック」
- 12番を「インサイドセンター」、13番を「アウトサイドセンター」と呼ぶ
- キックやパスなどバックスのスキルと、突破役としてのフォワードの様な強さを持ち合わせる
- 12番はゲームコントロール、13番は突破役としての役割がある
時には華麗なパスやキックを、時には相手をぶっ飛ばすほどの迫力あるプレーを見せてくれるのがセンターです。
ぜひ試合でも注目して見てみてください!
