ラグビーの試合を見ているとトライの後にキックを蹴っていますよね。これがコンバージョンキックです。
試合の勝敗を決めてしまうこともある「コンバージョンキック」
このコンバージョンにもいくつかのルールがあるので解説します。
この記事でわかること
- コンバージョンキックとは
- コンバージョンキックの位置と蹴り方の種類
- キッカーのポジションと制限時間
- ルーティンワークについて
- 名前の由来
試合中はさらっと見てしまがちなコンバージョンキックですが、実は細かいルールが決められているのです。
この記事を読めば「なんでそうなるの?」という疑問が解消されて、さらにラグビーを楽しく見ることができます!
りっち
目次
コンバージョンキックとは?
コンバージョンキックとは、ラグビーの得点方法のひとつです。
トライをした後に蹴ることができる得点方法で、トライとコンバージョンはセットで考えるといいでしょう。
コンバージョンはゴールを決めると「2点」が入ります。
トライをすれば「5点」が入って、その後にコンバージョンゴールを決めれば合計で「7点」が入ります。
りっち
蹴る位置はトライの場所によって変わる
コンバージョンキックを蹴る位置はトライをした場所によって変わります。
蹴る位置はトライした地点から、タッチライン(グラウンドの横のライン)と平行になる線の上ならどこからでも蹴ることができます。
真ん中でトライをしたなら真ん中から蹴ることができて、端っこでトライをしたなら端っこから蹴ることになります。
りっち
意外と知らないコンバージョンキックのルール
試合中に何気なく見ているコンバージョンキックですが、実はあまり知られていないルールがあるんです。
ここからはそんな意外と知られていないルールについて紹介していきます。
2種類の蹴り方がある
コンバージョンを蹴る時のキックは2種類から選べます。
- プレースキック
- ドロップキック
どちらを選んでもいいのですが、ほとんどの場合プレースキックで蹴ります。
なぜなら、ドロップキックは一度バウンドさせて蹴るキックなので、精度が低くゴールを決めにくいからです。
プレースキックは、キックティーと呼ばれる道具の上にボールを立てて、助走をつけて蹴るキックです。
クロスバーの上を通過すれば成功
コンバージョンは、ゴールポストのクロスバーの上を通過すれば成功になります。
両サイドのバーよりボールが高かったとしても、もしゴールポストの高さが高ければ通過してたと見なされれば、成功とみなされます。
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誰でも蹴ることができる
コンバージョンを蹴るポジションに決まりはありません。
誰でも蹴ることができて、途中でキッカーが変わったりすることもあります。
基本的には、キックの上手いBK(バックス)がつとめます。
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90秒の制限時間がある
コンバージョンには制限時間があります。トライを決めてから90秒以内にキックをしないと、キックが認められなくなります。
これは、風などでボールが転がり置きなおししたとしても認められません。
りっち
ラグビーのコンバージョンキックのルーティンワーク
コンバージョンを蹴る際に特殊なポーズをする選手がいます。これは、ルーティンワークと言って集中力を高めるための動作です。
選手によっては特徴的なルーティンワークを持ったキッカーがいるので、注目して見ると面白いかもしれません。
コンバージョンキックの名前の由来は
コンバージョンは日本語に訳すと「変換・転換」という意味になります。
これは、昔のラグビーはトライ自体に得点がなく(現在は5点)、ゴールキックに挑戦(トライ)できるというものでした。
そのキックの権利を得点に変える(コンバージョン)という意味で、現在でもコンバージョンと呼ばれるようです。
まとめ:コンバージョンキックは勝敗を決める大事なプレー
コンバージョンのルールをまとめておきます。
- コンバージョンとはラグビーの得点方法のひとつ
- トライの後に蹴ることができて、決めると「2点」が追加される
- キックの位置は、トライした地点からタッチラインの平行線上の好きな場所を選べる
- クロスバーの上を通過すれば得点になる
- プレースキックとドロップキックの2つから選べる
- キッカーのポジションには決まりはない
- 制限時間は90秒(時間がすぎるとキックは無効)
コンバージョンは、試合の結果を左右する重要なプレーのひとつです。ラグビーの試合を見るときは注目して見てくださいね!
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