ラグビーにおけるポジションのひとつ「フランカー」
今回はそのフランカーについて紹介していきます。内容は以下の通りです。
- フランカーの基本情報
- フランカーの役割と求められるスキル
- フランカーの有名な選手
この記事を読めば、フランカーが好きになってラグビーをさらに楽しく見ることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
りっち
目次
ラグビーのフランカーは6番、7番
フランカーは、フォワードのポジションのひとつで、背番号は「6番」「7番」です。
6番を左フランカー、7番を右フランカーといいます。英語では「FL」と表記されます。
しかし、近年では番号に関係なく、オープンサイドフランカーとブラインドサイドフランカーという分け方が多いです。
フランカーの意味
フランカーは「側方舞台」「側面を守る人」という意味で、スクラムの左右側面に位置することからきています。
ラグビーでのフランカーの役割は常にプレーに関わること
フランカーは「仕事人」と呼ばれることが多く、常にプレーに関わっていることが多いポジションです。
場面ごとにフランカーの役割を見ていきましょう。
スクラム
スクラムでのフランカーの位置は、左右側面です。
スクラムではサポート的な役割ですが、ボールが出たらいち早く動き、タックルをしたりブレイクダウンに参加したりします。

ラインアウト
ラインアウトでは、ジャンパーとしての役割をすることもあります。
ラインアウトに参加しない場合は、バックスの方でボールをもらい攻撃の主軸になったり、相手の攻撃を止めるタックラーとして動きます。

ディフェンス
ディフェンスでは、相手の攻撃に合わせて常に走り回り、もっとも多くタックルをする役割をします。
自チームのフォワードとバックスの間でディフェンスをすることが多いので、屈強な相手を倒すタックルスキルと、素早い相手にもついていけるスピードが必要です。
アタック
アタックでは常にボールの周辺にいて、タックルされた見方を助けたり、サポート的な役割をします。
代表などになれば体格も求められ、積極的にボールを持って敵陣を突破したり、トライを狙ったりもするので、チームの中核に位置するポジションです。
ラグビーのフランカーに求められるスキル

出典:https://pixabay.com/photos/man-sport-fitness-muscle-pain-2227804/
フランカーの役割を見るとわかる通り、万能的なスキルや動きが求められます。
フランカーの求められるスキルをまとめると以下の通りです。
- 80分間動き回れる持久力
- タックルの上手さ
- 相手のボールを奪える激しさ
- 次の動き考える判断能力
- バックスラインに参加できるパススキル
フランカーは常にボールに絡むプレーが求められるため、80分動き続ける持久力と判断能力が必要です。
また、タックルスキルやジャッカル(倒れている選手のボールを奪う行為)などのスキルも求められます。
時にはバックスラインに参加することもあるので、パススキルも高い必要があるでしょう。
ラグビーのフランカーとして活躍する選手
世界で活躍するフランカーの選手を紹介します。
リッチー・マコウ
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- 名前:Rochard Hugh McCaw
- 生年月日:1980年12月31日
- 出身地:ニュージーランド
- 出身校:オタゴボーイズ高校→リンカーン大学
- 身長:188㎝
- 体重:108kg
- 所属チーム:引退(最終所属チームはクルセイダーズ)
リッチー・マコウは、元ニュージーランド代表の選手です。
2006年から主将を務め、2011年・2015年のワールドカップで史上初の2連覇に導きました。
世界最多の148キャップ(国同士の公式試合)を保持しており、ラグビー年間最優秀選手を3度受賞しています。
「ボールあるところにマコウあり」と称されるほどで、まさにフランカーの鑑と呼べるでしょう。
現役引退後はヘリコプターパイロットに転身しています。
マイケル・フーパ―
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- 名前:Michael Hooper
- 生年月日:1991年10月29日
- 出身地:オーストラリア
- 身長:182㎝
- 体重:101kg
- 所属チーム:トヨタ自動車ヴェルブリッツ
マイケル・フーパーはオーストラリア代表の選手です。
18歳でブランビーズの選手としてスーパーラグビーに出場。2014年にはワラターズの主将を務め、初優勝に貢献しました。
他のフランカーに比べ体格は劣りますが、豊富な運動量とジャッカル(倒れている選手のボールを奪う行為)でボールハントが得意な選手です。
ディフェンス力やボールを持った時のランも武器で、2017年からはオーストラリア代表のキャプテンを務めています。現在はトヨタ自動車ヴェルブリッツに所属しています。
マイケル・リーチ
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- 名前:Michael Leitch
- 生年月日:1988年10月7日
- 出身地:ニュージーランド
- 出身校:札幌山の手高校→東海大学
- 身長:190㎝
- 体重:105kg
- 所属チーム:東芝ブレイブルーパス
マイケル・リーチは、ニュージーランド出身の日本代表選手です。
出身はニュージーランドですが、高校から日本でラグビーをしており、現在は日本国籍を取得して「東芝ブレイブルーパス」に所属しています。
2014年から日本代表の主将に指名されており、2019年ワールドカップでは史上初のベスト8に導きました。
常に献身的なプレーでチームを引っ張る、頼れるキャプテンです。
まとめ
ラグビーの仕事人「フランカー」について紹介しました。
- 背番号は「6番」「7番」
- 英語表記は「FL」
- 側面を守る人という意味で、チーム1の運動量を誇る
- どんな場面でも対応できる、万能的なスキルや動きが求められる
ラグビーの試合を見る時は、ぜひフランカーに注目して見てみてくださいね!
