ラグビーのポジションのひとつ「フッカー」
りっち
スクラムを最前列で組むフロントローであり、フィールドプレーではパスも器用にこなすフッカー。
今回はそんなフッカーについて紹介していきます。内容は以下の通りです。
- フッカーの基本情報
- フッカーの役割と求められるスキル
- 世界で活躍するフッカーの選手
この記事を読めば、フッカーが好きになってラグビーをより一層楽しく見ることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
フッカーの基本情報
フッカーはフォワードのポジションのひとつで、背番号は「2番」です。英語表記は「HO」になります。
フッカーは、スクラムでボールを味方側に蹴りだす「フッキング」をするので、フッカーという名前になりました。
フロントロー(スクラムの最前列)ですが、プロップよりも少し小柄で、パワーだけでなく器用さを求められるポジションです。
フッカーの役割

出典:https://pixabay.com/photos/rugby-sport-players-teams-sports-4085863/
フッカーの各プレーの役割について紹介します。セットプレーではほかのポジションとは少し違った役割を持っています。
スクラム
フッカーのスクラムでの位置は、フロントロー(スクラムの最前列)の真ん中です。プロップの間に挟まれる位置にいます。
スクラムが味方ボールのときは、スクラムハーフが投入したボールをスクラムの後方に蹴りだす役割をします。

ラインアウト
ラインアウトでは、ボールを投げ入れるスロワーの役割をすることが多いです。
フッカーは器用な人が務めることが多く、ほとんどのチームがフッカーをスロワーにしています。
りっち

フッカーに求められるスキル

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スクラムの最前列に位置しながらもパワーだけでなく、器用さも求められるフッカー。
そんなフッカーに求められるスキルは以下のようなものがあげられます。
- スクラムで押し負けないパワー
- スロワーやフッキングを行う器用さ
- フォワードをまとめることができるリーダーシップ
フッカーは器用な選手が多いので、時にはバックスラインに参加してパスを回したりすることもあります。
フッカーの有名な選手
世界で活躍するフッカーの選手を紹介します。気になる選手がいれば、ぜひ試合で見てみてくださいね!
堀江翔太
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- 名前:堀江翔太(ほりえしょうた)
- 生年月日:1986年1月21日
- 出身地:大阪府
- 身長:180㎝
- 体重:105㎏
- 所属チーム:パナソニックワイルドナイツ
堀江翔太は日本代表のラグビー選手です。
高校時代には大阪選抜に選出、ラグビーの強豪校である帝京大学では主将を任されるなど、高い評価を受けていました。
大学卒業後はニュージーランドへラグビーを学びに留学に行き、その後パナソニックワイルドナイツに所属しています。
元はナンバーエイトだったこともあり、パスやランが得意で、さらにはキックもできる器用さも持ち合わせており、まさにフッカーに適した選手です。
マルコム・マークス
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- 名前:Malcolm Mark(マルコム・マークス)
- 生年月日:1994年7月13日
- 出身地:南アフリカ
- 身長:189㎝
- 体重:112㎏
- 所属チーム:NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
マルコム・マークスは南アフリカ代表のラグビー選手です。
2019年ワールドカップの優勝メンバーの1人で、世界最強のフッカーとも言われています。
マルコム・マークスの強みはセットプレーはもちろん、相手のボールを奪う「ジャッカル」というプレーです。
フォワードとして2017年から2年連続でトライランキングのトップ10に入るなど、パワーと決定力も持ち合わせています。
コーディー・テイラー
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- 名前:Codie Taylor
- 生年月日:1991年3月31日
- 出身地:ニュージーランド
- 身長:183㎝
- 体重:110㎏
- 所属チーム:クルセイダーズ
コーディー・テイラーはニュージーランド代表のラグビー選手です。
ラグビー王国ニュージーランドのフッカーとして活躍する選手で、2015年から代表として出場しています。
フッカーとは思えないスピードと器用さを持ち合わせ、今ではニュージーランドのフォワードに欠かせない一員です。
まとめ
パワーと器用さを兼ね備えたフッカーについて紹介しました。
- 背番号は「2番」
- 英語表記は「HO」
- スクラムでは最前列の中央に位置
- ラインアウトでは基本的にスロワーの役割を担っている
- パスやランなど、フィールドプレーでの運動量も必要
フッカーはフォワードとしてのパワーと同時に、走力やパススキルなども求められるポジションです。
フォワードを引っ張っていく重要なポジションなので、気になった方は試合で注目してみてください!
