ラグビーにおける代表的なプレーのひとつ「ラインアウト」
高身長の選手たちが空中でボールを奪い合うプレーはとても見どころがあります。
でも、反則が起こったりすると初心者にとっては「何が起こったの?」となってしまいますよね。
そこでこの記事では、ラインアウトのルールについて詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- ラインアウトが行われる場面
- 選手の人数と役割
- 開始と終了のタイミング
- ラインアウトで起こる反則
この記事を読めばラインアウトについて詳しく知れて、試合をより楽しく見ることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
りっち
目次
ラインアウトはラグビーのセットプレーのひとつ
ラインアウトとは、ラグビーのセットプレーのひとつです。
ボールがタッチラインの外に出ると、ラインアウトが行われます。
セットプレーについては以下の記事で詳しく解説しています。
ボールが外に出るとラインアウトが行われる
ラインアウトは、タッチライン(上記の黄色い線)の外にボールが出ると行われます。
厳密にいうと以下の条件で、タッチラインの外に出たと判断されます。
- ボール、またはボールを持った人が、タッチラインに触れたり外に出た場合
- タッチラインにすでに触れている人が、ボールをキャッチした場合
りっち
ポイント
- ボールが外に出たらラインアウトで再開
ラインアウトでの役割は4種類
ラインアウトでは以下の4つの役割があります。
ラインアウトの役割
- スロワー:ボールを投げ入れる
- ジャンパー:ジャンプしてボールをキャッチ
- リフター:ジャンパーを持ち上げる
- レシーバー:ジャンパーからボールをもらい、バックス側にパス
スロワー
スロワーはボールを投げ入れる役割をします。
基本的にフッカー(2番)が行っていますが、ルール上の決まりはなく、他ポジションでも可能です。
また、投げ方に決まりはありませんが、基本的にはパスのような下投げではなく、頭上からの上投げで行います。
ジャンパー
ジャンパーはジャンプしてボールをキャッチする役割をします。
ラインアウトの主役とも言えるポジションです。
身長が高い方が有利なので、基本的に高身長のロック(4・5番)が務めます。
また、人数に制限はないのでフランカー(6・7番)やナンバーエイト(8番)もジャンパーとして飛ぶ場合もあります。
リフター
リフターはジャンパーを持ち上げる役割をします。
リフターは高さと同時にパワーも求められるため、基本的にプロップ(1・3番)の選手が務ることが多いでしょう。
しかし、人数に制限はないため、ラインアウトに参加する選手全員がリフターをできるように練習しています。
レシーバー
レシーバーはジャンパーからボールを貰い、バックス側にパスする役割をします。
主にスクラムハーフ(9番)が務めています。
レシーバーは、ラインアウトに参加する味方から2メートル離れていないといけません。
ラグビーのラインアウトはルールが複雑

出典:https://laws.worldrugby.org/?law=18&language=JA
ラインアウトのルールを解説します。
りっち
ラインアウトの形
ラインアウトに参加する人は、5mライン〜15mラインの間(赤い範囲)に立つ必要があります。
ボールを投入する位置を中心に、両チームが架空の中心線から50cmずつ(計1m)離れて並びます。
ラインアウトに参加する人数
ラインアウトに参加する人数は2人以上なら何人でも可能で、攻撃側が選べます。
基本的には、スロワーを抜いたフォワードの7人が並ぶことが多く、チームによって3〜7人で変動するのが基本です。
ラインアウトに参加しないフォワードは、バックスラインに並んでラインアウト後のアタックに参加します。
- 攻撃側:2人以上で、並ぶ人数を決める
- 防御側:相手チームと同じ人数か、それ以下の人数が並ぶ
開始と終了のタイミング
ラインアウトは、スロワーがボールを投げた瞬間に開始になります。
終了のタイミングはいくつかありますが、ボールやボールを持った人がラインアウト外に出ると終了です。
- 開始:ボールを投げた瞬間
- 終了:ボールやボールを持った人がラインアウトの範囲から外れる
ラインアウト中に起こるラグビーの反則
ラインアウトで起こる反則を主に以下のようなものがあります。
ポイント
- ノットストレート
- ダブルモーション
- ノット1m
- 空中でのボール以外への働きかけ
ノットストレート
ノットストレートとは、ボールを真っ直ぐ投げ入れなかった場合の反則です。
真っ直ぐとは両チームの間の1メートル内のことを言い、それよりも外側に投げてしまった場合は反則を取られます。
ノットストレートがあった場合は、相手チームは以下から選択できます。
- マイボールで再度ラインアウトを行う
- 15メートルライン上でマイボールのスクラムを行う
ダブルモーション
ダブルモーションとは、スロワーがボールを投げるフリをした場合の反則です。
一度投げる動作をしてしまったらそのまま投げなければいけません。
動作を止めてしまうと反則を取られ、相手ボールフリーキックになります。
ノット1m
ノット1メートルとは、相手チームとの間隔を開けなかった場合の反則です。
ラインアウトでは、マークオブタッチ(中心線)からお互い50センチを開けなければいけません。
50センチより近づいた場合はノット1mの反則を取られて、相手ボールフリーキックなります。
空中でのボール以外への働きかけ
空中での肩や腕への働きかけは危険なプレーで反則を取られ、相手ボールペナルティキックなります。
まとめ:ラインアウトはラグビーの空中戦
ラインアウトのルールを紹介しました。ぜひ参考にしながら試合を見てみてくださいね。
ラインアウトまとめ
- おセットプレーのひとつ
- ボールがタッチラインの外に出ると行われる
- 役割は4種類
- スロワーとレシーバーを除いて2人〜7人まで参加できる
ルールを覚えるには実際に試合を見てみるのがおすすめです!
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