ラグビーには沢山のルールやそれに伴う反則が多くあります。
特に密集戦での反則は、ラグビーを見始めた人からすると何が起こっているのか分かりにくく感じるかも知れません。
人が沢山いてごちゃごちゃしているから何が起こったかわからないよ
初心者くん
りっち
ひとつひとつ理解していけばルール自体は難しくないんだ
この記事では、密集戦で起こる反則「オーバーザトップ」について解説していきます。
ルールを知ればより楽しくラグビーが見られるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ラグビーの反則についてはこちらの記事でまとめているので、ぜひご覧ください。
オーバーザトップは「相手側に倒れこむ」反則

出典:WORLD RUGBY 競技規則(https://www.world.rugby/the-game/laws/home)
オーバーザトップは密集(ラック)の中で「相手側に倒れ込んでボールの奪い合いを邪魔した」という反則です。
ラックとは
地面にあるボールを両チームが奪い合う密集戦のことを指します(上記の画像)ラックでは立って押し合いをし、ボールを奪い合わなければいけません。その中で相手側に倒れ込んでしまうとオーバーザトップの反則を取られてしまいます。
りっち
ラグビーは立った状態でプレーするのが基本なんだ
オーバーザトップの反則後は相手にペナルティキックが与えられる
オーバーザトップの反則を取られると相手ボールのペナルティキックで再開します。ペナルティキックは以下の4つから選択できます。
- 外に蹴りだす(味方ボールのラインアウトで再開)
- ペナルティゴールを狙う(入れば3点)
- スクラム
- タップ&ゴー(軽く蹴って再開)
ペナルティになると、反則を取られた側は10m後ろに下がらなければいけなので、とても不利になります。
オーバーザトップのレフリーシグナル
オーバーザトップのレフリーシグナルは「一方の腕でプレイヤーが倒れ込むジェスチャー」です。
レフリーが笛の後にこの動作をしていたら、「オーバーザトップ」だったとわかります。
りっち
反則をジェスチャーで表したのがレフリーシグナルなんだ
レフリーシグナルを見れば何が起こったか理解できるんだね
初心者くん
まとめ
オーバーザトップについてまとめておきます。
- 密集の中で「相手側に倒れ込んでボールの奪い合いを邪魔した」反則
- 反則をすると相手にペナルティキックが与えられる
- レフリーシグナルは「一方の腕でプレイヤーが倒れ込むジェスチャー」
密集の中での反則は何が起こっているのか分かりにくいですが、レフリーシグナルを覚えておくと理解しやすくなります。
また、オーバーザトップは比較的起こりやすい反則なので、ぜひ覚えておきましょう。