ラグビーにおけるポジションのひとつ「プロップ」
りっち
今回はそのプロップについて紹介していきます。内容は以下の通りです。
- プロップの基本情報
- プロップの役割と求められるスキル
- プロップの有名な選手
この記事を読めば、プロップが好きになってラグビーをさらに楽しく見ることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
プロップの基本情報

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プロップは、フォワードのポジションのひとつで、背番号は「1番」と「3番」です。
1番を左プロップ、3番を右プロップと言います。英語では「PR」と表記されます。
プロップは「支柱」という意味があり、特にスクラムでは最も重要なポジションなので、まさにスクラムの柱と呼べるでしょう。
プロップの役割
プロップはプレイヤーの中でもっとも体重の重い選手たちが務めることがほとんどです。
各プレーにおいてのプロップの役割を紹介していきます。
スクラム
スクラムではプロップは最前列に位置し、相手と直接組み合うため一番重要なポジションです。
スクラム中はただ相手と組み合うだけでなく、首の取り合い(相手よりも良い位置で組むため)などをしています。

ラインアウト
ラインアウトでは、ジャンパーを持ち上げるリフターとして活躍します。
高身長で体重のあるロックなどを持ち上げるので、パワーのあるプロップが重宝されます。

プロップに求められるスキル

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プロップは、スクラムやラインアウトなどのセットプレーで重要な役割を果たします。
プロップに求められる主なスキルは以下のようなものがあるでしょう。
- セットプレーを安定させるための筋力・体重
- 最低でも40分間走りきる持久力
とにかくパワーのいるポジションなので、筋力トレーニングが重要になってきます。
また、最近ではプロップにもパスなどのスキルも求められています。
プロップの有名な選手
世界で活躍するプロップの選手を紹介します。気になる選手がいれば、ぜひ試合で注目して見てください!
稲垣啓太
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- 名前:稲垣啓太(いながきけいた)
- 生年月日:1990年6月2日
- 出身地:新潟県
- 身長:186㎝
- 体重:115kg
- 所属チーム:パナソニックワイルドナイツ
稲垣啓太(いながきけいた)は、日本代表の選手です。
2019年ワールドカップで大活躍し、大会以降は「笑わない男」として一躍有名になりました。
体のサイズからもわかる通り食事の量はすさまじく、カレーを1.5kg食べたり、牛丼の特盛を3杯平らげたこともあります。
小学校のときには野球で全国大会に出場したことがあるほどスポーツ万能な選手です。
テンダイ・ムタワリラ
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- 名前:Tendai Mtawarira(テンダイ・ムタワリラ)
- 生年月日:1985年8月1日
- 出身地:ジンバブエ
- 身長:183㎝
- 体重:116kg
- 所属チーム:シャークス
テンダイ・ムタワリラは、南アフリカ代表の選手です。
「ビースト」と呼ばれる異名を持ち、彼がボールを持つと会場からビーストコールが沸き起こります。
2019年ワールドカップを最後に、代表引退を表明していますが、シャークスでラグビーは続けるようです。
具智元
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- 名前:具智元(グ・ジウォン)
- 生年月日:1994年7月20日
- 出身地:韓国
- 身長:184㎝
- 体重:122kg
- 所属チーム:ホンダヒート
具智元(グ・ジウォン)は、日本代表の選手です。
父は元ラグビー韓国代表の具東春で、兄はホンダヒートでラグビーをしている具智充というラグビー一家に産まれます。
高校日本代表や、大学時代にはU20日本代表に選ばれており、着々とキャリアを積み上げてきます。
2019ワールドカップでは日本代表に選出され、全5試合に出場し、一躍有名になりました。
まとめ
ラグビーの縁の下の力持ち「プロップ」について紹介しました。
- 背番号は「1番」「3番」
- 英語表記は「PR」
- スクラムやラインアウトなど、セットプレーで重要な役割を担っている
- セットプレーを安定させるパワーとスキルが必要
試合中は目立たないプロップですが、チームのために献身的に身体を張っているので、注目して見てください!
